《interview》ITAMI GREENJAM 2018

今まで明確なSOSを出さなかった理由

 

 

-「お金」にしても「人」にしても、もっと早い段階でSOSを出していれば良かったんじゃないか?と思ったのですが。
例えば今までご支援に関して明確に「助けて下さい」とか言うのは避けてたんですが、それは敢えてそうしてて。それは僕達主催者も行政も出店者も来場者も、関わって下さる皆さんが横の関係で一緒になってGREENJAMの事を考えて、自然と生まれたもので成り立たせたかった。それに・・・分からないけど、もし初めから明確なSOSを出すような形でやっていたら、今のGREENJAMの様なカラーにはならんかったんちゃうかな?とも思ってて。

 

– どういう事ですか?
特定の人間が軸になって<こだわり>を出しながら作ってきたからこそ、このイベントは評価頂いたんちゃうかな?って思ってて。元々僕は「皆でフェスを作る」みたいなキャッチフレーズに対して「嘘つけ!」っていう考えやったから、そういうとこが今まで明確に「誰でも(運営に)おいでよ!」みたいな空気感を発信してこなかった理由なんかもしれない。けど・・・何というか、GREENJAMを子どもに例えると「自分が産んで、僕達なりの子育てをしてたら、うちのグリーンジャム君、結構色んな世代の方に可愛がって貰ってるみたいだぞって感じになってきて、高校大学くらいになるとさらに社会と接する機会が増えてきて街の皆さんにさらに可愛がって頂く機会も増えて、皆さんに支えて頂きながらついに成人式を迎えて、社会人になりました」っていう感じだなと思ってて(笑)、自分の手を離れた感覚がある。もう、グリーンジャム君は街や社会のもの。勿論、自分の子供に変わりは無いので何かあれば責任は僕が取りますけど、今年は自分の「こういう事したくないねんな」みたいな「こだわり」というか「頑固」というか、そういうのは極力控えようと思ってて。
やっぱり、もう社会に出た子供に対して自分の思想を入れすぎるのは良くない気がするし、何よりも最優先はグリーンジャム君をどう皆さんに守り続けて頂くか、今年は例年より「うちの子を守ってやって下さい」っていうのを姿勢を全面に出そうとは思ってる。それで協力が得られなかったり、もしかすると良いように思われない方もいらっしゃるかも知れませんが、それはそれで仕方ないと思ってます。

 

– 具体的にどういったサポートがGREENJAMにとって助かるんですか?
勿論お金もそうですし、事務的な作業もして下さる方も欲しいし、デザインもそうやし、Webの運営管理・・・まぁ本当に山ほどあります笑。

 

– では力になりたい人はどこに連絡をすれば良いんでしょうか?
今まで「制作」のスタッフを募集した事は無かったんですが、今年は求人って言えば言葉が変ですが、例えば「Webの運営管理できる方」みたいな感じで、早い段階で色々なジャンルの方をHP上で募集しようかなとは思ってます。

 

– 個人の協賛とか、現時点で分かりやすい応援方法等ありますでしょうか?
今年は「協賛金を集める」っていう意味合いと「若いクリエイターのフックアップ」という2つを掛け合わせて、ある種のクラウド・ファンディング的な事をしようかなと思ってます。例えばですが、5万円の協賛金のリターンでGREENJAMのトータル・デザインをしてるa.jawsの原画を支援下さった方の要望で描いてお送りさせて頂くとか。

 

ITAMI GREENJAM 2018

反省点しか出てこえへんでしょ? 笑。今年は今挙げたような事を全てクリアしないと開催できないし、過去の開催と比較にならない程今年が一番不安 笑。去年はある意味、開催する事がゴールやったんで。

 

– 去年は「リベンジ」っていう色合いを濃く感じたんですが、今年は今まで挙げてもらった反省点を全て克服することがメインテーマみたいな感じですか?
そうですね。今年がちゃんと成り立って、このイベントが持続継続していける土台を「皆さんで一緒に作りたいです!」って感じです。

 

– 今年の開催日は?
9月の1〜2日の2日間開催します。

 

– じゃあ開催に向けた会議とかも進んでるんですか?
いや、まだ会議は1回もしてないです。主要メンバーと個々に話はしてるけど。「過去最大のチャレンジになるから覚悟決めて欲しい」って。一人一人に伝えていっています。

 

– ブッキングとかは?
う〜ん・・・ブッキングと協賛関係はボチボチ始めてるって感じですね。まだ言えないんですけど「こんなところが協賛してくれるん!?」っていう企業も決まってるし、伊丹と言う場所でそんな事が生まれてしまう「 (GREENJAMを) 継続したい」って俄然気持ちが強くなります。

 

GREENJAMの目標

 

GREENJAMで生まれた若者クリエイティブコミニティを活用して先日地元小学校で開催された盆踊りとヒップホップのミックスイベント

 

今の目標は「日本で一番その街に意義のある無料のローカル・フェス」にしたい。それができた時の景色を見たいなぁと思う。GREENJAMがあることで、次の世代の子たちに音楽やアートとかの面で良い影響を与えれたらなぁと思う。

 

– それは間違ってないと思います!
実際に伊丹の子で、大阪でブランドの立ち上げを考えてたけど「昨年のGREENJAMにびっくりして、自分も地元で独立しようと思ってるんです」って言いに来てくれた子もいたし、美容室の出店にわざわざ伊丹を選んだ子もいる。たぶんGREENJAMが無かったら選択肢に「伊丹」って入ってなかったと思うんですよ。それは店だけじゃなくアーティストも一緒で、ちょっと前だったら伊丹の人でも拠点が「大阪」だったりしたと思うけど。

 

– そうですね、ぶっちゃけ拠点が「伊丹」っていうのはダサいというか・・・。でも、そういう流れが変わってきたのは確実に感じます。
そういう「伊丹ダサい」って思う気持ち、若い世代がもっと声あげた方が良いと思う。それが、リアルですよ。だからこそ、これから10年後、20年後先の街において、GREENJAMの動きがどれだけ重要な事かという・・・。

 

– そうですね。それにGREENJAMはクリエーター達に大きな仕事も意外とポンッって任せてくれるじゃないですか。
何でも任せるわけじゃないけど、そういう「若い子達のフックアップ」がGREENJAMをやる大きな意義ですからね。でもやっぱり自分たちの表現が街づくりの効果に繋がってるっていう経験は若い子達にとっては大きいと思うし、街にそういう場があるっていうのはめちゃくちゃ重要やと思う。

 

– そうやって、GREENJAMを通して集まったクリエーター達が伊丹を拠点に活動し始めて、地元にそういった店や人が増えてくるっていうのは、それこそシティ・ブランディングですよね。
本当そうです。シティなんて所詮人の集合体の通称ですから。結局は人。だからこそITAMI GREENJAMが成立する事が伊丹市の凄さを立証する事になると思ってる。他の街じゃできないっすよ、こんな事。伊丹市の未来が「GREENJAMがあった時は良い流れがあったのにねえ」っていう言われてる5年後・10年後の伊丹市やったとしたら、もうめちゃくちゃ悲しいですね。地元を表現の場とする若い子達もいなくなるんじゃないですか?少なくとも増える事は無いでしょう。「どれだけの人にGREENJAMというプロジェクトを自分毎として考えて頂くか」っていうのをしっかり動いていかないとなぁって思ってます。

 

 

< 昨年インタビューさせて頂いた大原さんの記事も合わせてお読みください。>

《interview》GREENJAM代表 : 大原 智

 


 

<INFO>
~関西最大級の無料ローカルフェスが今年も開催!~
ITAMI GREENJAM2018

日時:2018年9月1日(土)/2日(日) 10:00 – 17:00 両日とも
会場:兵庫県伊丹市昆陽池公園
入場:完全無料

HP:http://itamigreenjam.com/
FACEBOOK:https://www.facebook.com/itami.greenjam/
Twitter:https://twitter.com/ItamiGreenJam
Instagram:https://www.instagram.com/itami_greenjam/?hl=ja
【お問い合わせ】info@itamigreenjam.com(運営事務局)

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