《interview》ITAMI GREENJAM 2018

昨年延べ来場者数2万人を動員した関西最大級の無料ローカルフェス、ITAMI GREENJAM。

傍目には大成功を収めたかに見えたものの、内部から見た景色は違っていたらしく・・・。

今年も9月1日(土)と2日(日)の2日間開催が発表されたこのタイミングで、ITAMI GREENJAMの改善点とこれからについて代表の大原さんが語ってくれました。

 

ITAMI GREENJAM 2017で感じた事

– ITAMI GREEN JAM2017の成功、そして今年の開催発表おめでとうございます。昨年開催の手応えはどうでした?
正直、去年は「うまい事行ったな〜」って思うことは1つもなくて 苦笑。反省ばっかりですよ!!GREENJAMっていうのが大きくなりすぎて「手に負えないよね」ってなってきたので、そこを一度皆さんに伝えたいという思いでに今回話をさせて貰おうかな、と思っています。

 

-反省というと?
もっと「分担」した組織体制にしないとなと思ってます。本当にやる事がたくさんあるから。単純に規模に対して「人」も「能力」も足りてない。加えて、お金が無いから「(今までは)何でもかんでも僕がやる!」っていう方向になってしまったけど、当然僕に全ての事をプロ級にできる能力なんてないから。今までは何となくこなせてたけど、もうそういうやり方で通用する規模の上限までは行ったかなと。

 

-具体的にはどういった事でそれを感じました?
例えば、警備にしてもスレスレのラインやなって思って見てて・・・。あれだけの規模になると何が起こっても不思議じゃないから。あとバックステージの管理やったり、ステージの運営やったり。もう、全てに於いてギリギリ。ギリギリどころか、実際に支障が出てしまった部分もありました。

 

– 警備も自分たちでやってるんですか?
本当はあの規模になってくると、警備部分は警備会社に投げるのが普通だと思うんですが、警備計画作ったり、警察とのやりとりっていうのは本当はプロのノウハウで詰めなければいけないところを・・・現状、全部僕がやってて。お金が無いから、逆に警備員に当日僕が指示を出すっていう。

 

– 前回のインタビューでも感じましたけど、大原さんの業務はかなりたくさんありますよね?
<資金集め> <行政とのやりとり> <アーティスト・ブッキング> <アーティストとのやり取り> <音響> <周辺住民への説明>・・・・逆に皆さんが「こういうのは誰がやってんの?」と思われる事の殆どの部分で、勿論大なり小なり差はありますけど僕がやってる 笑。

 

– それだけ忙しいとどこかの段階で歪みが出そうですね。というか、そもそも大原さんが病気にでもなったら開催できませんね。
そうそう。実際この間もCOMING KOBEの松原さんと話してて、「もっと早くから、周りのスタッフに振れる体制作りをしておけば良かった」って言ってましたね。僕が今思ってるのは、もっと各部署で統括してくれる人間を入れようかな、と。僕は普段からイベントの仕事もしてるけど、そこでは色んなカテゴリーのプロの方々と共同して1つのイベントの制作を進めている訳で。だからGREENJAMにもそういう人たちを入れて、各セクションを制作していかないと支障が出てしまう規模になってきたなぁ、と。事故起こったらシャレにならんし、バックヤードの管理がずさんで出演者さんに「あのイベント出んとこ」って思われてもこの先無いし。

 

来場者のモラル

来場者や出店者(自店舗ゴミの持ち帰り義務あり)によって無造作に捨てられたゴミの山

 

応援やと思ってGREENJAMのグッズを買って下さったり、協賛して下さる方が沢山いる一方で、まだまだ「伝わってないなぁ」と思う事もあって・・・。

 

– 凄く良い雰囲気に見えたんですけど、やっぱりまだ来場者に対して何か想う事もあるんですね。
例えば、あれだけ人が増えると「場所取り争い」が出てくるんですよね。あと「立ちション」だったり、アーティストに対してのモラルだったり・・・「(来場者と) 一緒に成長していかないとなぁ」と思った。「来場者もGREENJAMの一員」っていう、僕がずっと言ってる事って中々実感レベルとしては伝わりにくいとは思うんですが、でもそういう所やねんなぁ・・・って。だって、例えば来場者のモラルのせいで不愉快な思いをしたアーティストは二度と出演してくれないと思います。

 

– 来場者の方も、好きなアーティストを見に来てるのに自分らのせいで二度と見れなくなるっていうのは本末転倒ですね・・・。
アーティストってアーティスト同士で話するから「人はたくさん居たけど、皆スマフォで動画撮っててちょっとしんどかったなぁ」っていう評判が広まれば、誰も出演してくれなくなりますよ。立ちションする人が例え何百人に1人であっても、そういう人が増えれば公園は借りれないし。場所取り合戦で争いが起きれば・・・危険という事でまず行政が動きますよね、それで「こういう安全対策をしてください」ってなる。で、予算がますます圧迫される。

 

– 直接的なクレームもありましたか?
場所取り争いになった来場者の方が「主催者出せ!」って呼ばれて頭を下げた事もありました。「俺は最初から居たのに何でなんだよ!」って。本当に色々な方々に来場頂いているので、ぞれぞれの立場でのそれぞれの考えや行動がGREENJAMに直結してるっていう事をもっと皆さんにに分かって欲しいなって。

 

– 場所取りに関しては、僕は普段フェスとか行かないんで分からないんですけど・・・ブルーシートとか敷いてみてる人が多かったんですけど、あれってフェスでは普通ですよね?
GREENJAMにはルールが無いからいいんだけど・・・それでもどんどん人が増えていく中でステージの真ん前でブルーシートを敷き続けている・・・っていうのは正直少し考えて貰えたらな、、、、ってのは思いますね。

 

– なるほど。僕はフェスのマナーみたいなのが分からないんで当日、足元に人が座ってても「そういうもんなんやな」と思ってただけなんですけど。
まぁでも、そういう (普段フェスに行かないような来場者も多いという) 意味で「凄いフェスやな」って言ってる人もいたんで 笑。「何これ!?フェスなん?市民祭りなん?」っていう。でもGREENJAMの良いとこってそういうところだと思ってるので、そのバランスを色々とルールや規制を設ける事で潰してしまうっていうのはどうなんかなぁ?っていう気持ちもある。でもこちらから示さないと分からないっていうのも分かっています。皆さん悪気があってしてるんじゃないやろうし・・・。

 

– それぞれが不快な気分にならないようにお互いに配慮すれば済む事なんですけどね。邪魔だと感じたら「すいません、ちょっとスペース空けて貰えますか?」って。言われた方も「すいません」って言って場所空けてあげたら済む話ですし。別にそこは難しくないと思うんですけどね
う〜ん。あれだけ人が多いと争いはじまるんですよね。どこまでルールで制限するかっていうのが難しいところで・・・。

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