《interview》GREENJAM代表 : 大原 智

-大原さんを含め、「昆陽池で野外フェスやりたいと思いませんか?会議」に参加してる人でイベント企画に関して知識があった人はいました?

いなかったっすね。クラブとかライブハウス規模のイベントは皆ちょこちょこやってたと思いますけど、野外フェスは・・・また全然内容が変わってくるんで・・・。

 

-フェスってそんな簡単に主催できるもんなんですか?

う〜ん・・・(フェスを)やりたいと思う人はたくさんいるんですけど、何のせいでできないかっていうと「お金」と「場所」なんですよ。伊丹でフェスやるだけやったらネックは「お金」だけなんですよ。でも僕らは「昆陽池公園で野外フェス」が大前提やったんで、「お金どうすんねん」「どうやって昆陽池を借りるねん」という2つの問題があって・・・。

 

-その2つをどう解決したんですか?

逆に言うと、どうやったら伊丹市が「良いよ」って言ってくれるか?どうやったらお金が集まるか?っていうのを1回、やる事を前提にしてちゃんと考えようぜ!っていうように会議内容も切り替わってきて。そもそもそれまではノリだけの会議で、やる事前提で動いてなくて。

 

 

-で、そういう風に考え方がシフトして動いた結果、資金は集まったんですか?それとも自腹切って開催したとか・・・?

いや、集まりました。1回目の開催は全運営費が約180万円で、そのうち100万ぐらいが兵庫県からの助成金、50万円ぐらいが出店料とか、30万円ぐらいが協賛金って感じですね。

 

記念すべき初回のフライヤー

 

-初回の手応えはどうでした?

1回目はねぇ・・・大成功でしたねぇ、はい 笑。

 

-じゃあ2回目開催もすんなり決定したんですね。

だって(1回目が)大成功やったすもん。大成功やったから2回目もすんなりとやろうってそりゃなりますよね・・・・それが全ての地獄の始まりやったなと思ってます!!

 

-と、いうと??

あの〜、なんて言うんすかね・・・やっぱり人様のお金を集めてやるんで、「労力」もそうだし「メンタル」も含めて色んな「強さ」が必要になるんですよね、本当は。でも、1回目が大成功しちゃったから、開催する為に必要な「決意」と「覚悟」を持たずにそのまま「今年もやるっしょ!?」っていう感じで2年目がはじまってもーたんすよ。

 

-勢いあって良いじゃないですか 笑。

初年度で既に僕らの夢は実現しちゃったんですよ。だから2回目は「あの夢をもう1回再現しようぜ」って考え方に気付けばなっていて。でもやっていくうちに再現作業ほどおもんないものはないな、って途中で気付きだしたんですよ、みんな。

 

-・・・そうなんですね。

「あれ?去年あんなにおもろかったのに今年全然おもんないぞ」って。面白さがなくなったらフェス作るのなんて辛いだけですから。「誰も笑ろてへん」みたいな。っていう状態に僕は代表として「うわ、地獄や・・・」と思って。

 

-それは辛いですね・・・。

僕がしんどいだけやったらまだしも、それに巻き込まれた・・・っていうと大げさですけど、加わった人全員が「地獄や!」みたいな顔してる・・・でも、結局そこは解決できずに2年目を終えてしまったんですよ。

 

ITAMI GREENJAM2回目。1万人を動員し、傍目から見れば大成功を収めたかのように見えたが・・・

 

-だいたい想像できますが、2回目を終えた後、翌年の開催についてどう思ったんですか?

辞めよう思いましたね!でも、外からイベントを見たら大成功やったんですよ。その年1万人(来場者)入ってますし。当たり前ですけど、来場者は内情を知らないじゃないですか。その年はイベントに携わった人たちが血を流して良いモノが出来ただけで。だから、プラス面とマイナス面の差が凄くて・・・。そりゃプラス面しか見えない来場者の人達は「楽しかったわ!」「来年も期待してるで!」って言ってくれますやん。でも、実際に中で血を流してる人たちを見てる僕からしたら「辛い思いさせてもうたんすよ、僕」って。それに耐えれへんようになって「こんな事になるんやったら辞めよう」って。

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